GW中に倒れた母親も1週間休んで元気に(完全じゃないにしろ)。
そろそろ言わないといかん・・・と覚悟を決めた5月10日。
約2時間の世間話の時間をかけて、ようやく母に一言。
「あのね・・・話があるんだけど――・・・実は妊娠した」
「・・・そうね」
あきらかにテンションが落ちた。
気持ちは分かる。
結婚もしてないし、お金に裕福なわけじゃない。
「それで生活していけると?」
「なんとかせなんね」
うちの親は東京から九州に越してきてから共働き。
小さい頃はそれなりに親の大変さを見てきた。
まぁ当時うち自身は小学3年生だったし、ある程度家事を手伝える歳ではあったのだけど。
母が一番心配しているのはなんさん生活だ。
以前はそれなりにお金に困らない生活してたけど今じゃとんでもなく貧乏に近い我が家。
借金だって負ってるし、それなりに自転車操業を繰り返してる。
だから実家に頼ることはほぼ不可能なのだ。
もちろんその状況を一番よく分かってるのはうちなので、金銭的に頼るつもりはなかったのだが。
子どもを産むのにもお金がかかる。
まだ仕事を始めていない旦那がいる。
時期尚早。
それが多分母の気持ちだったんだろう。
もし、自分が逆の立場なら同じことを言うと思う。
「正直、お母さんは反対だよ」
「うん」
「でもあんたの身体を傷つけるほうがもっと反対」
そう言ってくれた。
結婚も出産も、かなり悩んでそれでも出した答え。
きちんとした順番ではなかったけど、それでも産まれてくる命には罪はない。
難しい問題。
たくさんの問題を母に背負わせたまま、その日は別れた。
そして次の日メールが来る。
”母は悩んでいます。仕事が終わったら会いたいね”
最終的にどんな決断になっても、うちはおなかの子どもを守りたい。
そう思う。